億泰かよ!というタイトルですが…

1年前の今日、冬コミで『刃金のごとく咎あれば』を発行しました。

cover

スクリーンショット 2016-06-19 0.06.29

この本は、私の数十年間の同人活動歴をふりかえっても、一番満足できた本です。

実際のところ、昨年の2月に薬研温泉にはまってから描きたい話はこれだったので、この本を出したらあとはギャグなり何らかのカップリングなりを好きになるかもしれないとふわっと思ってました。
しかし全然そういうことにはならず、さらにたたかう薬研のはなしをもっと描きたい、と思うようになりました。

今年を振り返れば発行した本はW薬研本以外の2冊はギャグだったので、全然まだ達成できていません。W薬研は彼らの関係性を戦いを通して描くのがメインだったので、一応バトルものではありますが少し系統が違っていました。
また、『刃金の〜』のような話が描きたい、とはずっと思っているところだったのに、夏以降は極実装などで審神者を頑張りすぎて描けずじまいでした。
理由はたぶん、『刃金の〜』を超えるものが自分に描けるか自信がなかったからです。

同人誌を出した事がある方はわかると思いますが、この1冊を出すためにどれだけの思いをかけたかで、できた同人誌に対するその後の思い入れは全然違います。
同じページ数の本でも、「ただイベント当日に机の上に新刊という何かがあればいい」という思いで出す本(恥ずかしながら、過去ジャンルでは何度かありました)と、「自分はこれが描きたいから今の自分の出せる限りの力で頑張ったんだ」という思いで出す本では他人の評価はどうであれ、自分自身の中では思い入れがまったく違ってくるのです。私の場合は、『刃金の〜』は完全に後者です。刀剣乱舞で出す薬研の本は後者のパターンで出す本以外ありえない、という気持でやってきています。

そんな特別な思い入れがあるからこそ、次に描く話こそはアニキの本を超える!という意気込みで台詞とシーンの書出しとかをずっとやってますが、どうにもまだ足りないという感じなのです。
目標が自分の1年前に出した本ってなんだか自分大好きみたいですが、本当にこれが正直な現在の状態です。

来年の5月の短直4に照準を合わせてやってるものの、こんなふうに年末をああでもないこうでもないと悩みながら過ごすのもまた同人活動の楽しいところではありますが…そろそろまとめないと時間ないぞ!
気分転換にアニキの顔でも見てこようかな。

そういえば1年前もアニキが珍しく近侍だったのです。私はいつも薬研6人のうちの誰かに近侍という名目の主当番をお願いしてますが、イベントの日は願掛け的な意味もふくめアニキ3号が近侍な事が多いです。
1年前の写真。

スクリーンショット 2015-12-31 23.09.00 スクリーンショット 2015-12-31 23.10.37

机の上に本しかない・・・イベント参加初心者かよ!!

寝坊して搬入物を回収できず、めっちゃ離れたところにとりにいくというハードモードな一日(売り子を御手伝いしてくれたりくさんが居なかったらもう詰んでた。ありがとう!)をアニキと乗り切ったな・・・

そう、こういう思い出も含めてやっぱり頑張らなきゃと思うわけです。連隊戦は頑張らないけど、こっちは絶対やり切ってみせる…!

というのが年末から来年5月までの当面の目標になりそうです。