原稿中のキャプチャー。

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極のほうが描くのラクかな?と思いましたがそんなことはなかったぜ…

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アニキが修行に旅立って三日目、さっき3通目を受け取ってきました。同じ手紙を受け取るのは5回目だけど、これまで薬研たちが思っていても語れなかった言葉や想いが伝わってくる気がして、こみあげるものがありますね…。

最初にアニキが気になったのは、ニコニコ大百科で「薬研藤四郎」の逸話を知ってからと前に書きましたが、私の場合はもちろん「持ってたら私を守ってくれそうだから」ではなくて「どうしてそんな事をしたのか」がものスゴく気になったからなのです。
その辺りの事についてはこのサイトでいちばんよく見られているであろうこちらに記してます。

「主を死なせたくなかった」というのは当時の畠山記を書いた誰かの主観であり、それが1492年から1582年にまで繋がって信長さんにまで至っていた…というのはすごい事だと思います。
後藤くんの修行のお手紙には、自分のもと主の血縁が繋がっている事で「何かをしたわけじゃないけれど、守り刀として務めを果たせた」とあります。

薬研に関して言えば、畠山家も織田家もそういった意味でちゃんと続いているので、「守り刀としてのつとめは果たせている」と、思うのですが、薬研の場合は守り刀としてというよりは実戦刀の役割も大きかったと思うので、後藤くんとはちょっとちがうかもしれません。何より、本人がのちの血族が繋がっているのかということよりも、今ここにいる主を守れたかどうかに重きを置いているようにみえるので、あまりこう言った事のほうには頓着しないのかな。

そして薬研が手紙で問いかけている、「逸話のような不思議な力があれば、信長さんは自害して果てる事はなかったのか」
本人は考えてもしょうがないと言ってますが、私個人の見解を言うのも難しいです。それは、刀ステの「燃ゆる本能寺」のテーマにも繋がる、個人の織田信長観にリンクする所だからです。
刀ステの薬研くんは「理解したいと思っている」と言っていましたが、薬研ですらそうなのに私自身にはわかるはずがありません。

「本当に藤四郎が自分を自害させまいとした!生きよう!」と思うのか、政長さんのように散り際に水を差したことを怒るのか、など。
信長さんじゃないので分からない、としか言いようがないです。
私がその立場なら、前者ですけど笑

ただ、歴史を俯瞰すれば信長さんの目指した戦のない世には豊臣から徳川へ繋がって実現したので…もしかしたら、自分の理想が繋がっていく事を確信し「是非もなし」と覚悟を決めた上で、自分を死なせまいとしてくれた藤四郎に感謝しながら散る…だったら、いいかなあ〜〜都合よすぎか…

薬研はこの手紙で、結果のことを書いていますが、もう一つ残っている結果があるとすれば、結果がどうあれ、「織田信長は彼の逸話を信じた」ということです。
逸話が存在の重きを占めているであろう「刀剣乱舞の薬研藤四郎」にはこのことはとても重要なことで、メタ視点でいえば、そんな力を持たせる事を(原作は)やろうと思えばできたのにあえてそうさせなかった、ということもきっと今後の薬研の成長過程においてとても大切な事のように思えます。

私も、信長さんのように薬研を信頼しています。
でもそれは、逸話があったからではなくて、これまでの2年で色々な戦いを攻略してきた姿を見ているからです。

結成画面だと、修行中のステータスが見られます。(驚きの偵察が初期値ですが生存が上がったあとも畑仕事には何回も出したんですよ!笑)

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数値ってあんまり気にしたことなかったけど、基本的には打撃28でこれまで本当に弱い敵から強い敵まで倒してきてくれたんだなあ…と、なんだか泣きそうになりました。
1面から現在実装されている7−4までと、過去あった様々なイベントで、アニキが出陣しなかったのは本能寺(治療中に攻略してしまった)と、1回目の大阪城易35〜37F(遠戦が鬼過ぎてさすがに無理だった)くらいです。

「持ち歩かれるだけの守り刀じゃない刀」に、アニキはもうとっくになっていたと私は思います。
そのあたりのことも、現在執筆中の修行本で触れていますので、私は同人作家らしく作品で答えをぶつけてみたいと思います。

アニキが帰ってくるまでに、仕上げの最終段階に入れるようにがんばってきます。