またも苦し紛れに描いてる途中の絵をさらす!

なんだか、日々刻々と私の中でジョルノとブチャラティ観?が変化してるので、「コイツ1年前こんな事言ってたよ」と自分で自分を振り返るために書いときます。

半年前、私の精神テンションはジョルブ90%でした。
ただ、「この二人でカップリングの作品を描く」っていうことに、ジョルノ誕で漫画を描いたもののどうしてもすとんといかなくて、そんな折りに普通のギャグネタなどをまとめサイトで沢山見て、「ああ、こういうの面白いな」と思い原作沿いのギャグを描く事になりました。
それでもやっぱり、カップリングで言えばどっちかというとジョルブだったんですけど、現在はジョルブもブチャジョルも同じくらい好きっていうかんじです。
とにかく、受け攻めとかはともかくこの二人が好きなのです。
これは先日のブログでも書いたんですが。

ここからは個人のキャラ観が入りますので、合わないなって方はそっとスルーして下さいね。

個人的なイメージとしては、二人は陰陽マークのイメージです。
ジョルノが陽、ブチャラティが陰…と言い切ってしまってもいいのですが、
人とのコミュニケーションや信頼の面においてはブチャラティが陽、ジョルノが陰。

キャラの造形に関しては、髪はジョルノが陽、ブチャラティが陰なのに対し、服はカラーリング的に逆となります。
荒木先生も、ジョルノを元にブチャラティをデザインしたそうなのであえて対照的にしたのかも?

性格面では、やっぱりジョルノが陽、ブチャラティが陰でしょうか。

このキッパリわけられないところが、難しくもあり、いいところでもあるなあと思います。

「イル・ポスティーノ」の原作小説の訳者後書きに『主人公と詩人はひとつの魂を分け合っている』という表現があったのですが、まさにジョルノとブチャラティもそんなイメージです。
だから、人とほとんど馴れ合わないジョルノが会ってすぐにブチャラティを仲間にしたいと思ったのかなと…

ただ、私がジョルノとブチャラティを描く上で気をつけたいのは、湿度の高い依存関係ではなくて、あくまでも同じ正義の上に成り立っている二人だけの共存関係、であることです。
どちらかというと前者を描く事が多いので、これは初めての試みです。ハッキリ言って難しいです。
でも、原作の『正義の心の中に幸福があると信じて』進んで行く二人が好きだから、あえてそこを曲げないで描きたいなっていうのはあります。
恋愛関係にするな、と言うのではないんですけど、これもまたうまく言えないですね。

とにかく原作を読むと、細かいところで端々に二人の信頼関係が見え隠れしてて…
とくに、ブチャラティが誰よりもジョルノのゴールド・エクスペリエンスを理解しているところが好きです。(ローマ車中の会話から)
スタンドの外見は心の形、その能力は無意識の才能だから、スタンドを理解するというのは、例えばブチャラティがジョルノの好きな音楽なんて知らなくても、それで充分ってことだと思うのです。

ジョルノは、色々ありますが、教会でブチャラティがボスを裏切ったときに自分だって状況はわかってないのに、おまけに当初の予定から最悪の方向に行ったのに、ブチャラティを責める事もなく当たり前のようについて行く事を決めてたところ。
そこがジョルノの精神のしなやかな強さだと思うんですが、ブチャラティがもうそれに完全に甘えてるように私には見えたりします。

ブチャラティは、護衛チームや街の中では頼られ、守る存在です。
S・フィンガーズはブチャラティ父のようなイメージ、と前に書きましたが、まさにブチャラティの理想型の一面がフィンガーズなんだと思います。
でも、やっぱりそんなブチャラティにも精神面で脆いところがあって、そんなときにジョルノが現れて、また強くなれた。
チーム内のみんながブチャラティに向けていたものを、ブチャラティはジョルノに向けていたんじゃないかと思うのです。

ジョルノは、立場上は部下ですがあの街で唯一ブチャラティの本当の気持ちを見抜いた相手です。たぶん、ブチャラティが自分を精神的に頼っている事も、知ってて受け入れてます。
同時に、彼もまたブチャラティにかつて自分が希望としたギャングの「仁」を見いだして、ブチャラティのことをまぶしく思っていたかもしれません。しかも、子供の頃は憧れたギャングと同じ世界に招いてもらえなかったのが、今度は120%受け入れられ、同じ希望まで抱いている。
あの状況で、自分の夢を笑いもせず、けなしもせず、普通に「黄金のような」とブチャラティが表現した事すら、ジョルノ達のいる環境を思えば奇跡的です。

そんな「運命的」な出会いをした二人を表すカットが何故かいつもウソをついてる味なんですけどこれは5部で5本の指に入る悲劇だと思うんですけど、まあそこはおいといて・・・

やっぱり、原作通りに進んで行くなら行き着く先はあの結末です。
確かにとても喪失感にやりきれなくなるところもありますが…ジョルノの顔がアップになるこまで何度も泣きましたが…
そこはやっぱり…うーん、でもブログに書くのもあれだからそれはそのうちちゃんと作品にしよう!いま実はこういうの描きたいなと思ってる真面目な話が1つあって、これ描ききったらシリアスはもういいなっていう感じの笑 でもちゃんと下調べしないと描けないので、当分はギャグを描きます。

ほんと基本しばらくギャグ漫画しか描く予定がないのでこんな真面目に語ってあれなんですが、根底にはこういうソウルで描いてるんだよっていうことをこの記事を読んだ方にわかっていただけると、それはとっても嬉しいなって。

ちなみにギャグではとてもシンプルに

年上でリーダーのくせにちょっとジョルノに頼ってるブチャラティと、律儀に面倒を見るジョルノの構図

が大好きです。このSSとか私の理想です。

なので、カップリングにするならば私の中でこの構図がストレートに出るとジョルブ、崩れるとブチャジョルになります。そんなかんじです。

これで言いたい事の半分くらいは書いたかなあ…とにかく、ジョルノ&ブチャラティが好きなので、あと二人のスタンドがとても好きなので、来年もこんなかんじで行きたいと思います!