ニュースウォッチ9見てたらびっくり。なんと、「応仁の乱」がなぜか、どういうわけか、ブームになっているらしいです。

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思わず写真撮っちゃった。うれしくて。
だって政長さんの名前がテレビに出るなんて「花の乱」以来じゃないですか?

売れているのはこの本らしい。
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ベストセラーになってる!すごいすごーい!!

畠山家の内紛のことなども書いて下さっているようなのでこれから政長さんの事が知りたい、という方にはわかりやすい…のかな?
私はどちらかといえば「なぜ政長さんは人生の半分以上を費やしてまで義就と家督争いを繰り広げたのか」の、政長さん自身の心のほうを知りたいと思っています。なので淡々と「こういう事があった」という事実のみを綴っている本はあまり手が出ませんでした。たぶんだいたい知ってる事しか書かれてないと思いますし…
「戦国期の室町幕府」とか「室町幕府の経済」とか「洛中洛外図の世界」などを読んで、当時のひとたちの考え方を学んでみようとしていましたが、やっぱりこれも想像の域を出ないのがつらいところです。
きっかけは勿論、「薬研の元主」だったからですが、政長さんは、私に「日本史ってこんなに楽しいんだ」という事をはじめて心で理解させてくれた歴史上の人物です。なので、思い入れもやっぱりいちばん深いのです。
今年はまだ行けていないけど、またお墓参りにいきたいです。

私が室町が好きな理由って、もう基本的には薬研藤四郎に直結なのですが…

あえていうなら、「美術が抜けててカワイイ」

「素朴絵」ってご存知でしょうか。あれは室町時代発祥の元祖ゆるキャラのような絵です。

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ちなみに、同時代のイタリアではミケランジェロがダビデ像を製作していました。

ほかにも、戦国時代展かなにかで見ましたが、顔は描けているのに体のバランスがなんだかおかしい絵とか、見たらほぼ室町時代で、この「美術が微妙」なところは私の室町いとしいポイントです。

個人的には、「応仁の乱」を中心に室町時代が知りたいならここのサイトを何度も楽しく読むことをおすすめします。管理人さんの一次史料をふまえての知的でわかりやすくかつ楽しい文章とオリジナリティーあるイラストが素敵です。

戦国黎明期 さま(TOPがいま兄者本体ですよ)

このひそかなブームをきっかけに、室町時代がクローズアップされたら嬉しいなー。ヒストリアも室町なんてほぼやってくれなかったからね!というわけで、エネッチケーさん是非お願いします。

あと、是非、「金言和歌集」の現代語版をどなたかが出してくれるととっても嬉しいのですが・・・

室町時代の人々のいわゆる「ツイート」をまとめたような本です。私はサッパリ読めませんでしたが、上記に紹介させて頂いている管理人さんはしっかり読まれたようで(すごい)実に当時の事がわかりやすく記されているようです。表本と裏本があり、これを読めば「明応の政変」の違った視点での新事実が見えてくるとも。ただ、残念ながら私には読めないし、管理人さんも足利尊氏沼に落ちてしまわれているので、真実はいつ判明するのか・・・!?