「時計使い〜」と並行して連載しておりました「悪役魔道士〜」の作業がとりあえずひと段落しました!
お話をいただいたのが時計使いの連載を開始して約半年後の2023年10月ごろ。そこからキャラデザやネームを何話分か用意し、連載が始まったのが2024年の10月。以降2ヶ月ごとに掲載され、最終話の納品が2025年11月初め。以降は単行本作業と特典作業で描くものが結構あって今年の1月なかばまでかかりました。
こうしてみると足掛け2年半ほど並行連載作業をしてたことになるんだなあ。うーん、私頑張った!

私は「時計使い〜」がデビュー作なので、デビュー半年後に並行連載をするという状態だったことになります。やり切れるか自信はなかったのですがここでお断りしたら後悔すると思ってお受けしました。
並行連載するにあたっての作画が始まってからのスケジュールをざっくりメモしておきます。

月初〜20日 「時計使い〜」の作業(24〜30P)
20日〜月末 「悪役魔道士〜」の作業(12P〜18P)

連載準備期間中は月に1話分のネームを上げるペースでやっており、そこにサムネイルイラストのカラー作業なども入ってくるので休みなしで作業だったこともありました。
また、私の目論見では毎話24ページだったのですが24ページに収まったことは8話中2話しかなく、あとは30Pを超えることもありました。コミカライズなので原作の入野先生の小説を事前に担当さんと相談して8話区切りにして、区切り内の内容は絶対に描く、という仕様にしていたためです。
引きの判断は担当さんがやってくださったので助かりました。
そんなこんなで完成した単行本は257ページという厚さになったのですが、うーん、私頑張った!

流石に数年この状態だったので、当然仕事に費やすリソースが増えて趣味のことがあまりできなかったりしたのですが…作業を終えた今、引き受けさせていただいてよかったなと思います。

当面並行連載することはないと思いますが、次にこのような機会をいただけるなら心がけたいこと。

・月産ページ数を過信せず12P/月と決める。
・ネームは絶対最後まで用意しておく。(作画に入ると2本分のネーム+作画はかなりきつい。悪役魔道士〜は6〜8話がこの状態だったのですがかなり大変でした)
・この期間の趣味の活動は諦める。


最終回の8話(34P)と、時計使いの重要回な25話(37P)のネームと作業が重なってしまった時には流石に回しきれず、1ヶ月は時計使いの番外編2Pを提出し、残りの日数でネーム2本分と悪役魔道士前半の作業、後半で50P以上の作画をするという力技をしました。きつかった。SPARKに参加申し込みしてたんですが流石に無理すぎて欠席しました。なんという目論見の甘さ。

それにしても私は並行連載とはいえ1本は隔月だったのでまだ楽な方でしたが、月刊2本や隔週や週刊連載されてる方ってどうなってるんだろう・・・漫画を描くのは好きですが体力と集中力が保つかというとそれはそれで別の話でね?!
中にはご自身でスタジオ化されていて、ペン入れ以降をアシスタントさんが仕上げてくれる状態で進めているという話も聞きますが、それだって現場監督するの大変だろうしなあ。
ちなみに私は基本一人で描きつつ、間に合わない時は背景やベーストーンなどをアシスタントの彩辻さんにお願いする形でやっていました。素晴らしい作画をいつもあげてくださって感謝です。

そしてこのブログを書いているいま、「悪役魔道士〜」の書店特典を提出し終え、とりあえずの作業はひと段落しました。サイン本とか、まだあとちょっとやることありますが。

大変だったけど、楽しかったし、めちゃくちゃ疲れたけど、ここまで完走できてよかった。
並行連載の都合を工面してくださった2社の編集さんにも、アシスタントの彩辻さんにも、いつも原稿チェックのたびに温かい感想をくださった入野先生にも、連載を支えてくださった読者の皆様にも、見守ってくれた家族にも感謝しかないです。

しばらくは「時計使い〜」1本に集中しつつ、趣味漫画も再開していきたいです。

webサイン会もあります。