究極ってかんじでしたね。時が更に加速して新しい宇宙を作ってしまうほどの能力。
すげーーーよくこんなの思いつくな、そして週刊誌で連載するな!!!!???あらためて荒木先生の恐ろしさがわかりました…
ものすごいスピードで原稿執筆する露伴先生もスゲー笑
それぞれ独立した話にみえて、(あ、でも5部はちょっとちがうかな)ジョースター家とDIOさまの宿命的な戦いが究極のかたちで完結したっていう感じでした。
最終的にエンポリオ&ウェザーのスタンドとプッチ神父の対決になって、ジョースター家もDIOも間接的に関わったっていうところが仲間の絆の糸を繋げていくJOJO作品らしいなあと思いました。

えーとそして、パラレルワールドになったわけなんでしょうか。最後にジョリーンやアナスイに似たみんなが登場した時も、最終話のタイトルにも泣きました。
ただ、この後のエンポリオを思うとちょっとつらい。見た目や性格は同じでも、自分の知ってるジョリーンたちではないし…
F・Fも言ってましたが、「同じ記憶を持っていない限り本人ではない」っていうのは、以前のその人物を知るものが見たらすごく寂しいことじゃないかと思うんですよ。
アイリンがそばにいても、エンポリオにとってはやっぱり「おねえちゃん」はジョリーンなわけだし。あとがきで荒木先生が愛と情は受け継がれてるって書かれてたので、そこが救いかなあ…。

そして、多分DIOとの因縁が「向こう」の世界で切れたからスタンドも使えないですよね?
ぶっちゃけジョルノとかどうなっちゃったんだろう…そもそも存在すらしてないんじゃ?/^o^\
DIOとジョースターの運命の関わりがなかったら、花京院も生きてるのかな?花京院のスタンド発現はDIOと関係なさそうだから、相変わらず友達はいないかもしれませんが笑
プッチが死んで彼のスタンドも消滅したことで、「人が自分の未来を知る」ところまではなくなったと思うんですが、また断ち切った因縁が復活ってことになったりするのかな…?
はよSBRとジョジョリオン読まねば!
これが別の作品だったら、DIOさまとジョースターの戦いを実は更に上位世界でチェスの駒のように争わせていた存在があるッ!とかそういう展開になりそうなものですが笑 JOJOのテーマ的にそういうのはなさそうだしだがそこがいい…

人類の幸福をうたった悪役側の理論を扱う作品は、いくつか見てきたわけですが、プッチの言い分が一番納得できました。これってDIOの持論でもあるのかな。
何が起こるかわかっているから覚悟ができる=恐怖や不安がない=幸福、という。
妹を死なせてしまったプッチ本人の実体験があるからこそだと思うんですが、本当に納得してしまった。
けど、やっぱりすべてを「運命でした」ということにして運命というものに囚われてしまうのは、悪役側の負けフラグだよなあと思わずにはいられない…
安らぎを求めすぎたがゆえの最期でしたね。これまでのラスボスの中で、一番憎めなかったのもプッチ神父かも。

個人的には、どの作品においても「運命」と呼ばれるものはみな「可能性」だと思っています。
それぞれ自分で選びとった可能性が引き起こす事象を、「運命だった」と自分で納得しているもので。選ぶのも自分、納得するのも自分。つまりは、神がいるとしてもそれは自分のなかにしか存在しないわけで、その精神力の強さがJOJOではスタンドそのものの強さになっているんじゃないかな。
でも、戦っているのは自分1人ではなく、ジョースター家の皆さんにも、DIOの系譜のみなさんにも仲間がいる。それぞれが自分の可能性を選び、自分の可能性を信じる気持ちがより強い糸になり、可能性の糸が織られて海になる。海は太古の昔からそこにあり、歴史を見つめ続けている。
荒木先生の解説とはちょっと違いますが、ストーンオーシャンの「オーシャン」は私にはそういうものにも見えました。

そしてもうひとつ、ずっと1部から読んできて見えてきたものが「生きる」ということ。
先日、ブチャラティの最期の言葉に萌え泣きした私でしたが。アナスイもウェザーの死において同じこと言ってたァァァーーーッ
たとえ死が間近にあるような状況でも、自分が生きていると感じられることが、自分の未来がわかって覚悟できることなどよりもずっと幸福なことなんだと。
状況が状況なだけに、日常を生きる私達にはそれを見つけることは難しいかもしれないですね。でも、JOJOを読んだから、そういうものがある、という事がわかっただけでもJOJOでうたわれている幸せに近づけた気がします。

いやーほんとに何度も言うけど人生の損をひとつ取り戻したよ!!
素晴らしい作品だJOJOすごい。また1部から読み直したいです!
アッそれとアナスイおめでとう笑!
ウェザーの「お前が俺を殺せ」にもときめいたけど、ジョリーンがプロポーズうけたときには素直に感動しました!パパ様は許してあげたらいいと思います><
世界復活のどさくさに紛れてブチャラティも生き返ってねーかなとか最終的にとても私らしいしめをして終わります笑