結論から言います!
「貴方の本が手抜きで出した本でないのならイベント参加の頻度で多くしたり少なくしたりしよう」

ジャンルやカップリングの人気度とか、個人の技量とか、色々要素はあると思いますが総合的には私はこれに尽きると思います。

私自身の経験上だと、まともに同人活動をして20年以上ですが、1イベントに10サークルもないような昔のゲームジャンル(ペルソナ2)や、描いているのが自分しかいないマイナーカップリングや傾向(しょっちゅう)で、開催されるメジャーなイベントに参加していた頃はだいたいいつも300部前後の印刷部数が完売してました。書店通販や自家通販もしてました。

刀剣乱舞のような超メジャーなジャンルでは当然さらに部数は跳ね上がりましたが、これはジャンルと薬研という人気キャラを描いていたためなので当然の結果です。

このブログをご覧の方には、「そうは言っても漫画家やってるくらいなんだから上手かったんでしょ?」と思う人もいるかもしれません。
書店申請したら審査落ちしてました。

2000年初頭の同人書店はレベルの低い作品は受け付けてくれなかったので、虎の穴とかしょっちゅうお断りされていました。
現在では余程の内容じゃない限り審査落ちしないイメージですが・・・
当たり前ですが壁になったことはないし、いつもは島中で誕生席かコミケの偽壁がせいぜいという配置です。最後尾札を使ったこともありません。

で、そんなレベルでも300部売りたいと思ったら、ここはもうイベント参加頻度を増やすしかないわけです。
もちろんただ机に平積みしていればいいわけではなく、ディスプレイも頑張り、毎回新刊を出していました。

SNSで頑張る、というのは私は全く効果はありませんでした。
もちろんやっておいて損はないですが、pixivでブックマークが1000以上ついているサンプルでも実売数はその10分の1なんてこともザラにあるからです。
たまに漫画がバズり、ついでにリンクを繋げておけば何人かの方が買ってくださったり、というのもありますがそれも100単位の数にはなりません。

そういうわけで、まずはイベント参加です。在庫を多くするというのは、それだけそのジャンルに長くいるという覚悟の表れでもあります。
私はこの本を刀剣乱舞での活動が終わるまで売り続けようと思い、現在1000部以上頒布しています。

そうはいってもイベントにたくさん出られない人はどうすればいいの?

イベント参加って、現在の地方民にはめちゃくちゃハードルが高いんですよね。
私も四国に住んでいますが、まず飛行機代高く、天候は人間に優しくなく、年々体力は衰える一方でとてもじゃないけど以前の頻度で参加なんて無理です。

そういう時はもう潔くイベント2回分+書店委託(するなら)の部数で手を打ちます。
薬研イラストまとめ本あたりからはそうしています。

で、そのイベント2回分の部数ってどうやって決めればいいの?ですが・・・

1回頒布してみるしかない。

これに尽きます。お役に立てなくてすみません。

どうしても数字で欲しいならまあとりあえず20冊くらいにしてみてください。

20冊という数字はどこから出たのかというと、机に積んである程度冊数があり見栄えする数+余部を入れたら1冊も売れずともギリギリ書店に全送できる数、です。

即売れてしまったなら増やせばいいし、余ったなら20部(初回)+10部(既刊はあんまり動かない)+書店(最低発注は30部からというところが多いです。委託期間が終了し余ったら返却されます)で60部をオンデマで行っとこうかな、という判断を私ならします。

身内と同カプに配るだけなら、人数分+5冊くらいあればOKだと思います。



自分がどういうスタイルで同人活動をしたいのか?
 →本をたくさん売りたい
 →とりあえず同人誌というものを出してみたい


最終的な目標はなんなのか?
 →大手になりたい
 →仕事が欲しい
 →同カプの人と交流してみたい
 →自分の作品で同志を増やしたい

など、色々あると思います。自分の目標に合わせて動いてみてください。
自分の適性部数を限りなく知りたがる人はまず結果から求めてしまうから腰が重くなるだけだと思います。
完売ハワワしたいならそれだけの努力をしなければなりません。
仕事を得たいならまず作品を準備し、クライアントの目に留まるように動かなければ一生声はかからないでしょう。

重ね重ね言いますが、まじでSNSのフォロワー数もサンプルのいいね数もあてになりません。部数アンケートなどもってのほかです。

同人誌は少なからずお金を払って作品を購入してもらうものです。
ただ流し見していいねした絵と、参加者がお金を払って作品を読んでくれるのとではわけが違うのです。
Xでは落書きの方が伸びる奇跡もありますが、同人誌において落書き漫画/イラスト本がその人の本気の漫画/イラスト本に売上が勝ることは絶対にありません。

お金を払っても欲しいと思ってもらう作品を出すというのはそういうことだと私は思います。
少なくとも私はその気持ちで同人誌を出してきたし、過去の経験が現在の商業での連載継続につながっていると思っています。
(あと、本気の漫画やイラスト作品が複数ある方が編集さんも判断がしやすいです。)

適当な気持ちで適当な本の体裁で出すより、頑張って出した同人誌の方が絶対に価値があります。
このブログを最後まで読んでくださった皆様にはぜひ、本気の同人活動をおすすめします。しんどいけど楽しいですよ。

以上、最近ちょっと話題になってた同人誌の部数について書いてみました。
もしご感想や質問などありましたらmondでお送りいただければと思います。