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原稿からつかいまわし べつに凛ちゃんはストリートの名を地に落としてないので大丈夫です。

ダンディヴァ専攻のストーリーから、ぼちぼち他の話も見ているんですが、過去のお話を見れば見るほどダンディヴァってすごい…って思う最近です。なので自分の考えを整理するためにまとめてみました。

・スミレちゃんのメンタルとフィジカルの強さがすごい

ひとりでアイカツしてたっていうのは、ユリカ様もそうだったので、ロリゴシックが好きな子は大体そうなんだろう(暴論)ですが、スミレちゃんの場合「誰かと一緒にいなくても特に寂しいと思わない」というところが際立ってるように見えます。
私は最初、スミレちゃんはおっとりした恥ずかしがり屋さんのおとなしくて美人な女の子だと思ってたんですが、「美人な女の子」しか合ってなかったところとかすごい。
基本的に独自世界な曲が好きなのに、キュートな曲もキッチリ歌い上げるし、初登場から崖をのぼるし(ちょっと引いてたけど)、しかもまどかちゃんは息切れしてましたが同い年だった当時のスミレちゃん、そんな様子を微塵も見せていない…。氷に根をおろして咲くだけの事はあって、ホントに強い子なんだなあと思います。ジョルノだって「氷点下で存在する生物はいない」って言ってたよ!?フィジカルまで強かった…

・凛ちゃんのダンスへの情熱がすごい

凛ちゃんは崖登らず、デザイナーに会いに行ってダンスをしたらあっさりPRドレスをもらってしまい、噴水で踊ってたらスミレちゃんに見初められてはじめたユニットが大ヒット、っていう意外に苦労知らずに見える感じですが。
それもまた、凛ちゃんがダンスが好きっていう気持ちが他の誰よりも強かったから、下積みの長さを物語っているのかもしれないです。ダンスが好きっていう下地がなかったら何一つ叶わないことばかりだったので…
でもそんな状況に甘えず、自分じゃなくパートナーを輝かせるために頑張る凛ちゃんだからコノヤローと思わないところも凛ちゃんの魅力です。

・ユニット決定までの時間の短さがすごい

いちご時代でも、ちょっとしたユニットの相手を決定するのに何話も使って、美月さんなんかはトライスターからみくるちゃんに至るまでそりゃあもう長かったし。しかも色々人間関係こじれそうになってたし…
それが普通だと思うのですが、スミレちゃんは「踊っている姿を見てこれだと思った」という理由であっさり凛ちゃんをユニット相手に選び、凛ちゃんも即オッケーしてしまうというあっさり具合。
私は130話から見たので「これまでにそうなるに至る要素があったのかな」と思ってたんですが、凛ちゃん初登場から見てみたらそんなことは全くなく、ろくに会話もしないし、まどかちゃんあかりちゃんと一緒に食堂にいても、座っている席は対角線上(疎遠)という状態。こんな状況でよく凛ちゃんに声をかけたな?という、ここでもスミレちゃんのメンタルの強さが活きてくる。

・ユニットを結成してから続いているのがすごい

そしてそんなに尺を使って結成したユニットの中で、一体どれだけがちゃんと続いたのか…というとぽわプリ、ソレイユ、WMくらいだったのでは?
ユニットが結成されてはなかったことにされていくのはアイカツの定めですが、そんななかでダンディヴァはちゃんと活動を続けて、2曲目のユニット曲も出し、最終回までパートナーを貫いてました。
164話とか良かったな〜。
控え室で先にドラマ収録前の凛ちゃんたちがいて、あとからスミレちゃんたちが入ってくるとき、凛ちゃんの視線がしっかりスミレちゃんを追ってるんですよ。こまかい!!
からの、スミレちゃん冬の街を全力疾走、からの凛ちゃん抱きとめ、からの「いいえ、信じてましたから!」からのラブゲーム…
130話の時点では即席だったユニットに見えましたが、この時点でもはや揺るぎないものになっているんだろうなあと思いました。

・似ていないようで似ている2人

スミレちゃんと凛ちゃんの共通点といえば、「クールスタイル」であることと「歌/ダンスの実力が抜きん出ている」ことくらいです。
結成当初は、「クールとクール、トップレベルどうしをかけあわせたらいいものができるだろう」みたいな印象があったみたいですが、トライスター結成当初のエピソードを見たらわかるとおり、いくら個々の実力がトップレベルでも、心が繋がっていなければ最高のユニットにはならないのがアイカツです。
では2人はどうやって心が繋がっていったのか。
私は、凛ちゃんが初見でスミレちゃんの外見に一切心惹かれていなかったことが決め手だったのではないかと考えています。
スミレちゃんは、出逢った相手におよそ最初見とれられます。あかりちゃんもまどかちゃんもそうでした。フォトカツでは、あおいねーさんやそらちゃんもそうでした。
まず「すごく美人」というところで思考がストップして、スミレちゃんが本当に好きな「歌」は二の次にされてしまいがちなところがあるのです。
でも、スミレちゃんが好きなのは歌で、凛ちゃんは「スミレ先輩の美貌」というフィルターを最初からなかったかのように、「スミレ先輩って本当に歌が好きなんですね」と、そこからスミレちゃんを好きになっていっていました。凛ちゃんがスミレちゃんの外見に見とれる描写は全くありません。
それをしてくれたのは家族であるお姉さん以外に凛ちゃんしかいないというこの事実がアツい。家族だから妹の顔など見慣れているお姉さんならともかく、後輩の凛ちゃんがそれができてるってすごいことです。(もともと凛ちゃんはほかの人に対しても外見に見とれるとかをあんまりしない子ではありますが)

対し、スミレちゃんは凛ちゃんのダンスへの思いをきちんと理解した上でユニットのパートナーに選んでいます。ここでも、「凛ちゃんが踊るイナズマと呼ばれている」こととか「クールでカッコイイ」事とかは二の次なわけです。
後輩だからといって実力をあなどることなく、かといって甘やかすわけでもなく、あくまでも先輩として対等に接しようとしています。それは、「凛ちゃんはダンスが好き」という事をスミレちゃん自身が感じ取っていたからです。

つまり、2人とも、本当に好きなことへのスタンスが似ていることに加えて、それをお互い尊重し、相手を輝かせるために精一杯そのスキルを使おうとする姿勢が同じなのです。

以前、スミレちゃんを外見でシャンプーのイメージに選んだ水谷さんという着けてるピアスが可愛い女性スタッフがいましたが。彼女は仕事柄もあると思いますが凛ちゃんにたいしても「クールなイメージに合ってる」とやはりここでもまた歌やダンスは二の次にしてしまっています。それが普通の反応なのかもしれませんが、だからこそ、スミレちゃんと凛ちゃんがお互いに一番情熱を注いでいることを大事にできるというのはとても意味があることなのです。

そのことに気付いた時に、ダンディヴァって本当にいいユニットだなあと思いました。
私はアイカツのユニットだとほかにはソレイユが大好きなのですが、ソレイユは背景にあったエピソードが尊すぎるので、という理由が大きいです。ダンディヴァはそういう意味ではちょっと違います。ゼロから始まっていきなり100に吹っ切れるくらいのパワーがじつはクールなあの二人に備わっている、というところがかっこいいです。

・スミレちゃんの考える運命論

「凛として咲く氷の花」というのがスミレちゃんのイメージだそうです。「いばらの女王」にも「凛としてステージの上」という歌詞があります。
女児向けのアイカツで、何故か凛ちゃんは名前が「りん」ではなく「凛」です。(蘭ちゃんや珠璃ちゃんや美月さんも漢字ですけどまあそこはそっちの方が大人っぽくてセクシーだからでしょう)

また、128話の「夢のショータイム」で「誰より輝いていたい」「もっと高く脚を上げて」という歌詞がありますが、その部分はダンディヴァを結びつける「チュチュ・バレリーナ」の歌詞にリンクしています。
スミレちゃんが噴水で見かけた時の凛ちゃんもちょうどそのパートを踊っている凛ちゃんです。

102話格言でスミレちゃんは「運命の出逢いってあると思う?」と尋ねていますが、凛ちゃんはまさにそうなのかもしれません。

ではスミレちゃんは凛ちゃんを縛る存在なのかというと、「自由を奪われたマリオネットじゃない」とチュチュ・バレリーナの中で歌っています。
「MY SHOW TYME」で凛ちゃんが着ていたのは「ソウルマリオネットコーデ」であることから、そうではないことがうかがえます。

ここで、「からのLOVE GAME」に至るともう収拾がつかないのでこのへんでやめておきますが笑 曲もいいし2人のこういうところがいいし、ほんとにダンディヴァ、好きだなあ〜〜いいなあ〜〜〜!!
結婚式も良かったよ!
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思いのほか長くなってしまいました。まとめたらちょっとスッキリするかなと思いましたがますます思いが募るばかりとなったんで 
寝言を言っていないで原稿を引き続き頑張ろう。