
連載中のコミカライズ作品
無能は不要と言われ『時計使い』の僕は職人ギルドから追い出されるも、ダンジョンの深部で真の力に覚醒する THE COMIC
原作:桜霧琥珀先生 イラスト:福きつね先生
の、4巻が、5月29日に発売されます!

連載もおかげさまで2年目に突入しました。
昨今の漫画を取り巻く環境はシビアで、大好きな漫画が3巻で終了&最終巻は電子のみというのを私自身も経験しまくっており、そんな中4巻を無事紙単行本で出せるというのは大変ありがたいことです。これも皆様の応援のおかげです。ありがとうございます!
ちゃんと5巻以降も続く予定だからこれで最終じゃないよ!!
ちなみに、19日までではありますがAmebaマンガ様のフェアにも時計使いを紹介していただいており、並みいる漫画の中からシクロくんが宣伝カットに登場しております!嬉しいですね!
「時計使い」は1巻が無料になっております。

ここからは4巻が無事に出るまでの振り返りのようなもの。
「時計使い」がデビュー作で、読み切り掲載も賞受賞作もなく、同人でも大手でもなんでもなく、Twitterやpixivでフォロワーが多い作家でもなく。正直なところ、5話で終わることも3巻で終わることも覚悟してました。
先述の通り、原作があろうと売れなければ打ち切られてしまうなろうコミカライズで、そんな自分がどうしたら原作の面白さを漫画で伝えられるかを常に考えながら描いてきました。だからといって「私はこれをやった!」と胸を張れるようなことは何もありませんが、作者都合の休載はしなかったことと、締め切りだけは守ってきました。笑
そもそも、漫画の原作となる小説はなろう投稿作のなかでもトップクラスの作品ばかりです。
投稿される作品の8割がまず読まれず、コメントがついたらようやく一人前と実際に投稿している方から聞いて衝撃を受けました。pixivよりシビアじゃん。
なろう投稿の世界で書籍、コミカライズ化されるというのはもうトップ中のトップです。
そんな大切な原作をお預かりして描かせていただくのですから、並大抵な覚悟では許されないだろうと思いました。
しかし気持ちだけではもちろん失敗もあり、担当さんに見づらい部分や伝わりづらい部分をご指摘いただいて学びながらの道のりではありました。ファンタジー作品のアシスタントを4年やっていたので、描けないものはほとんどありませんでした。
担当さんも原作の桜霧先生も、威圧的になることなく自由に描かせてくださり本当にありがたい環境だなと思います。
何より、私自身が「時計使い」の原作のファンなので、まずは原作1巻のラストバトルのシクロくんがダンジョンボスに向けて放つ言葉(これは原作を読んでください)を描くところまでは絶対に行きたい、という強い意志があります。
4巻ではついにメインキャラクターが全員揃い、5巻はシクロくんが本当の意味で冒険に歩み出すきっかけとなる事件も描かれることになります。(悪役の皆さんのざまあもあるよ)
ますます面白くなっていく時計使いの世界をお届けできるように頑張ってまいりますので、これからも応援よろしくお願いします!
4巻発売に合わせて書店特典も色々描いたので、出揃いましたらこの記事に追記いたします。