20141119

荒木先生の「ホラー映画論」読みました!

全部が荒木先生の言葉で書かれてる本だなんて、そんな…贅沢すぎますッッ!!
まだ読んでない方は「ホラー論」→「映画の掟」の順番で読むのをおすすめです。

すごく勉強になりました。荒木先生が何を思いながらジョジョという作品を執筆しておられるのかが伝わってくるし、普段私がほとんど見ないジャンルの映画ばかりだったので興味がわきました。見たことあるのもいくつかあったけど…
まずホラーですが、ホラーは元々和製が特に苦手で、ゴールデンタイムにバラエティで取り上げられるホラー要素すら見れないです。エロ並に規制されたらいいと思ってるくらいです。でもそれは、「自分の身近にいかにもありそうだから」が理由なんですよね。この年齢になっても怖いものは怖いです。

でも、ホラー論で取り上げているものはほとんど海外の作品です。それにその理由も、荒木先生らしいと言うか、そんな至った見方でホラー映画を楽しむ人がいることにまずびっくり。そしてチョッピリ納得。
私が感じ入ったのは『人間が「善い」と感じるものだけを見ていては本当の「善さ」は描けない」(かなり意訳)というところです。ここで紹介されている映画はあらすじを見るだけでも気分が悪くなりそうなものも結構あるので、本気でホラーが駄目な人はキツいかもしれないんですが、それでも納得してしまいました。
荒木先生が、あんなに心根すらも輝いて見えるジョルノを5部の最後まで描けたのはきっとこれがあるからだって思います。

それからもう一つ、5部専攻ならおさえておくべきことも「ゾンビ映画」の項目で書かれてます。私はこれ、なるほどなあって思いました。ますます、私たち日本人の感覚では、ジョルノとかブチャラティの気持ちを推察しづらくなるなあ、とも。少なくともそれに触れておくことは、二次創作をする上でも大事なことだと思えたし、また一つ勉強すべき項目が増えて嬉しい限りです。
でも…でも… あの監督の映画は無理…無理です……
以前同じ監督の別の映画情報をたまたまネットの映画サイトで見たことがありまして。これがもうスプラッタ&エグい描写の連続で、ストーリーそのものは面白そうだったんですがこの監督独自の演出がこうなのかもしれないです。同じアンデッドものでも、バイオハザードは大丈夫でもこっちは無理…

「夫夫漫才ギャング☆スター@まだまだネアポリス」で描いたこれですが
20141119

この「ジャッロ」ジャンルの代表的な監督さんなのです。「イル・ポスティーノ」におそらく究極に癒しを求めているであろうブチャラティとは真逆のジャンルです。気になる方は「野獣死すべし」というタイトルで検索してみてね。でも画像がかなりスプラッターだし残酷だしなので、苦手な人は本当にやめといて下さいね。

あと余談だけど「ナインスゲート」の話題があったのも嬉しかったー。私はあの映画を「パッケージ裏にいる主人公が上田次郎っぽい」という理由で観たんですが、中身は上田じゃなかった。気絶しなかったし文字通りのどん超だった…
まさか露伴ちゃんのモデルキャラになっているなんてビックリですよ!上田って言ってゴメンナサイ!
「ナインスゲート」は原作の小説も面白かったのでおすすめです。タイトルは何故か「呪いのデュマ倶楽部」だけど。
それから荒木先生のいう「ホラークイーン」私だったら間違いなくミラ・ジョヴォヴィッチですね!

映画の掟の感想はまた後日!

20141023

DIOさま日記『OVER HEAVEN』の感想

このDIO様日記、読んでると終盤に近づくに連れてだんだん「DIO様がんばれがんばれ」って応援したくなってくるから困る。

・DIOのお母さんについて
あんまり描かれないかと思いきや意外に引っ張った。キャラづけは完全にオリジナルっぽいですが、Dioのお母さんが気高い優しい女性だったから、DIOのお母さんも同じような性格なのもありえるかも。あのDIOやディエゴにもこんな優しくて愛情を注いでくれる存在がいたのに、何でジョルノにはそんな家族が誰もいないのにあんな風に育ったんだろうと思うと、あらためてジョルノの強さに胸が熱くなりますね。
DIOもDIOなりに少年時代を頑張って生き抜いていたんだなとわかる記録。

・14の言葉について
子守唄の歌詞だったらしい。どんな子守唄や!!
これも原作にないオリジナル解釈だけど、DIOちょっとお母さんに固執しすぎじゃないだろうか。御堂筋くんか。

・ジョルノのお母さんについて
メローネのいうところの「いい母親」だったそうだ……まあそうでしょうね。泥沼のような家庭で育った私に家族が欲しいという感情はないと言い切っちゃうDIO様頼もしい。では何故子供を作ったのかって、それもやっぱり天国の為だったそうです。たしかに、ジョルノ以外の子供たちは天国に行く為に集まってきましたね。ということは、ジョルノは唯一DIOが敷いた運命に子供たちの中で擦らなかったわけで…その辺りも考察し甲斐があります。

・プッチとDIOについて
DIO、プッチをアメリカからエジプトに呼びすぎ問題。
しかも、アメリカに帰った後すぐ電話して(時差は6時間程あるんですが…)「会いたい><」「いつでもいいからエジプト来て><」と呼び出す始末で、おまえは遠距離恋愛中のわがまま彼女か!
そして6時間の時差ぼけを気にもせず人間論をブチまくるDIOさまとつきあってるプッチ。うらやましいですね、ジョルノとブチャラティの電話の会話なんかなあ、ブローチの場所の業務連絡だけだったんだぞ!!
どういう風に書かれるのかわくわくしてた骨渡すシーンはあっさりだった。天国へついていくのはわたしのほうかもしれないっていうのにグッと来た。友情に慎重になってるって言葉を選んでるけど結構ナイーブなんですね、DIO様。
ちょっと距離はあるけど、割と友達なら当たり前のことをしてもらうと必要以上に心動かしてるのがほほえましいです。そしてやってくる55日めの日記。これはDIOプッチ的にマストな章。

『人を信じる、なんて、あまりやったことがないので、どうすればいいのか、わたしにはよくわからないけれど………』

ひゃーーーーDIO様ピュア〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜↑↑↑!!!!!あまり、どころか「全然」じゃないのだろうか…

これと同じ事をジョルノが言ったら萌え転がって私は死ぬ。

Giornoic-01『人を信じる、なんて、あまりやったことがないので、どうすればいいのか、ぼくにはよくわからないけれど………』

yattemiro
台無しやでブチャラティ!!

それはともかく、この55日めの日記はプッチが読んだら絶対泣く。間違いなく泣く。

ちなみにエンヤ婆とかにプッチの存在を知られたくなかったらしく、「こそこそつきあう必要もないのだが…」と別宅に呼び出しているDIOであった。完全に付き合ってた。
DIO様がプッチに素数を数えることを教えてもらって実行した結果はちょっと笑っちゃいました、DIO様おちゃめ〜〜〜!!!!

・DIOとジョナサンについて
そうそう、最初に読んだ時は私ジョナサンとディオが好きだったんで、スゴく気にして読んでました。執着はあるんだろうな…と思います。でも、DIOもいつまでもディオではないのだから、「ジョナサンの肉体をのっとって次のステージにいってしまった」事は事実…やっぱり、ディオとDIOは別な気がする。DIOさまが時々ジョースター家と和解するようなifを想像して書いてますが、それはさすがに弱気がすぎるしそんな事考えもしないくらいでいいような気もする。

・ディアボロのことちょっと書いてる
「引力があれば出会えるだろう」。その人、ご子息の手によってエンドレスSATSUGAIされました…御愁傷様です…あ、ちょっとだけジョルノ絡んでるね。

・天国について
これは原作でプッチが言ってた通りの解釈。DIOの思想をそのままプッチが受け継いだ…ということにOHではなってます。
このへんは、またDIOとプッチ&ジョルノとブチャラティを語る時に書きたいので省略。

最後に、各キャラの反応を想像してみました。

20141023

このサイトジョルノとブチャラティメインなので…笑

本当、この日記をジョルノが読んだらどんな風に思うんだろう…お互い情なんて介在しなさそうだからジョルノがDIO個人にたいして思うところはあまりないかもしれないけど。どこまでも自分の欲望だけの為に生きる姿を垣間みたら、自分にもそのDNAが受け継がれていることを踏まえて反面教師にしたりするのかな。あと、ジョルノ自身目の前のことで忙しすぎるから、同じように幼少時代からヘヴィな環境にいても「天国に至る」という発想を持つことすら「うらやましいな、暇そうで」と思うかもしれませんね。

プッチはまあ…泣くな……

ブチャラティはオマケですが、ブチャラティ自身は承太郎に近い考えを持つ人だからDIOとは絶対相容れないだろうと思います。うーん、でもいい人ぶりでは出会った頃のプッチに負けず劣らずだから目を付けられる可能性も… ないか!

DIOは絶対悪で弱いところなんかない!と思う人には不評なようですが私はこのお話好きです。荒木先生の描きおろしの絵もどれも素晴らしいし。ラフ画のエンヤ婆ちょっとかわいい笑 花京院の書きおろしも好きです。
それにしてもDIO様、昔からなんだかんだで仲間や部下作りたがるよね…息子たちの方がメンタル強く育ったんじゃないかな…ジョルノは勿論、ヴェルサスとか、刑務所で一人で行き抜いてたわけだしね。そのあたりも色々興味深くて面白かったです。

20140619

今月号のウルジャン…の付録の神風動画ワークスの小冊子をゲットしたよッ

20140619

1件目にいった本屋になかったから、ローマまで行く羽目になるのを覚悟して電車に乗ろうと思ったら、駅の本屋に売ってて事なきを得た。あ、一応まだゲットされてない方はネタバレっぽいものもあるので十分ご注意を!

4部と5部のCMのカットが解説つきで載ってるー!!うちは5部メインなのでこっちを中心にいかせていただきますねッ 毎度の事ながら偏っててすいません\(^o^)/

えーっととりあえずインタビュー…で、一つ言いたい。

スクアーロとティッツァーノは暗殺チームじゃなくて親衛隊ですよ!!!!むしろ暗チからボス守る立場だから!

クラッシュとか出してくれる予定だったのは嬉しいけど、ジョジョ5部の世界観を大事にするならキャラの所属もキチンと把握してほしい!!あーでも開発者のひと4部好きみたいだから、そこまでは把握してないのかなあ。

5部CMは、やっぱり時系列進みだったらしいです。ということは…やっぱりあのCMに出たジョルノは顔を舐められたあとのジョルノなのか…

萌えポイントはここかな。
「ジョルノは、まだチームに入りたてなので礼儀正しく座っています。」

そうだね、めっちゃお行儀がいいよね!!ブチャラティの歯は折ったけど。解説のとこに「フーゴに振る舞われたお茶を飲もうとするジョルノ」ってあるけどあれフーゴがすすめてましたっけ??
あ、あとミスタの顔についてるのケチャップ?だそうでてっきりブチャラティが「ダメだミスタおまえが行ってこい」のときに紅茶かワインぶっかけたのかと思ってたよ…ごめんねブチャラティ。

なんかもうこれはこれで独自の世界観がある感じがするので、5部CMの本も出したいなー!!ネタはあるんだ…ただ下記の通り新刊のページ数が増えちまって……間に合ったらギャンパラ2あたりで。間に合わなかったらすいません!

そしてお礼が遅くなってしまいましたが、先日のGB13で本を手に取って下さいました皆様、ありがとうございました!GBW6は新刊ひっさげて直参します!「夫夫漫才ギャング☆スター@ネアポリス」がイベント、書店ぶんそれぞれ10冊以下になりました。多分次回の頒布でラストになるかと思われますので、気になる方はよろしくー

夏の新刊のページ数は44ページです。時間軸的にはフィレンツェ行き超特急のあたりです。描きたいシーン繋げたらこれだけでこのページ数になっちゃったよ!今のテンションで1冊目の「@ネアポリス」描いたら、ジョルノとブチャラティしか登場しない52ページくらいの本が出来そうですが去年クオリティだったので…いつかリベンジがしたい。
それはともかくプロシュート兄貴がいっぱい描けそうで幸せです。ジョルノのことを「おそろしく頭が切れる」って褒めてくれてただけでもポイント超高いのに、弟分思いで美しくてGUCCIで美形キャラなのにじじい芸達者だし。暗チでは一番好きです。スタンドのとこに「プロシュート兄貴」って書いてあるのがまたいいよね!

ジョルノとブチャラティがお送りする恥知らずのパープル・ヘイズレビュー(ネタバレ注意・G&Bに偏っています)

恥知らずのパープル・ヘイズの(私に起こった)悲劇:レビューを書こうと思った…が「下書き保存」して「プレビュー」を押したとたんに本文が一気にガオンされたんだ………/^o^\な、何を言ってるのかわからねーと思うが以下略

私の1時間があああああ/^o^\もしかして「上からジョルノ」とか「敵に娘がいたら見逃そうと考えるなんてブチャラティの覚悟たりなすぎィ!」とか書いたのがマズかったからジョルノの検閲に引っかかったですか?いつからジョルノ宇宙検閲官になった!!
と思いましたが原因はどうやら、各タイトルの最初にチューリップの花の絵文字をつけようとした事が原因だった模様。ブチャラティおまえかああああああああ

ということで

20140601

 

 

Giornoic-01 さて、ブチャラティの誤解も解かずにいかせてもらうとするか…とりあえず、ぼくが加入する前のあんたやみんなの話を垣間みられてよかったですよ。「酒と女に溺れてたアバッキオ」っていうのもなかなか衝撃でした。歌謡曲のタイトルみたいですよね。

 

Buccellatiic-01 「酒と泪と男と女とアバッキオ」か。ン?一人多いか…よくわからんが。フーゴ勧誘のときのオレはなかなかのものだっただろ。

Giornoic-01 明らかにひとり多いですね。確かにぼくと初めて会った時よりもかなり「ギャングスター」でしたよ。ぼくのときは…なんでしたっけ?「1000万入ったカバン」?

Buccellatiic-03 あれは一般人向けだ。あの頃はまだおまえをただの15歳のガキだと思ってたからな。それにしてもジョルノ、ボスになったとたんずいぶんエラそうじゃあないか?それにムーロロに言った「永遠も絶対も存在しない」!「ゴールデンハート/ゴールデンリング」のオレの台詞を若干オマージュしてるよな!※GH/GRの場合は『完璧なんて言葉は存在しない』です。

 

Giornoic-02 (バレた……) ぼくは器が大きすぎてみんなを映す鏡だってシーラEが言ってたでしょう。あんただって幹部になったとたんエラそうになってたじゃあないですか。

 

Buccellatiic-02 あれはエラそうに振る舞ってたんじゃあねえ!オレの考えた最高の幹部っぽく振る舞ってただけだぜ!…まあ、それはともかくどこか気になった箇所はあるか?ジョルノ

 

Giornoic-01 色々ありますが…やっぱりあれですね、部屋に漁網を飾ってるところですかね。漁網のある薄暗い部屋でマイスル聴くなんてとんでもない精神状態だったんですね。ぼくだったらうまいパンかじりながら「フー・エルス!」をガンガン流してテンション上げますよ。

Buccellatiic-02 『マイルス』だ!!しかも気になる箇所が細かすぎるぜ。

Giornoic-01 もう一つ。フーゴが「くどいやつはブチャラティに嫌われますよ」って言ってましたが…結構あんたも同じ事何回も言ってたりしますよ。べつに気にしてませんけど。

Buccellatiic-03 そ、そうなのか?気付かなかったぜ…… おまえあのあとも学生やってたんだな。ムズかしそうな本片手になに物思いに耽ってたんだ?
Giornoic-03 いい質問ですねぇ!あんたがフーゴの妄想の中で一生懸命読んでた『君主論』にも深く関わっている内容なんですよ。マキャベリはミケランジェロとおなじフィレンツェに暮らした同時代の人ですからね。ぼくも『君主論』は読んだことがありますが25章あたりなんかはいかにもあんたが好きそうな内容ですよね。それを『結局自分の努力次第!』でまとめてしまうところがスゴい。あ、ぼくの読んでた本ですけど、そもそも、ミケランジェロには芸術家としての一面のほかに建築家、そして軍人としての一面もあって、1529年…「君主論」が発表された16年後ですね、には軍事委員会の一人に抜擢され、「サンミニアート」の要塞の設計をまかされたんですよ。北海道の「五稜郭」はこの要塞がモデルになったと言われてますね。何故彼が軍事に巻き込まれたかと言うと、その一因としてぼくのモデルになったダビデ像、あいつはフィレンツェの共和制のシンボルでもあるんです。で、そのミケランジェロが政治的にどう深く関わっていたかというと、まず彼がメディチ家に見いだされたところから始まって…

Buccellatiic-03 おい、話が逸れてるぜ。(わざとか?)それにしても、麻薬チームのやつらのスタンドはいずれも手強そうだったが、中でも「アンジェリカ」の「ナイトバード・フライング」だったか?恐ろしいスタンドだったな…あれがティレニア海の上空だったらと思うと穏やかじゃあないぜ。フーゴの幻覚の展開にもチョッピリ驚いたが…

Giornoic-01 でも、一番あんたが望んでそうな平和そうな世界じゃあないですか。みんなもいて、ギャングも麻薬も関係なくて。

Buccellatiic-01 バカ言うな、おまえがいないだろうが。フーゴが回想のなかからオレの心情を慮ってくれていた場面があったが…当たらずとも遠からずなんだぜ。

Giornoic-02 よくそういうことをサラッと言えるな… まあ、ぼくもミスタやフーゴに言った事に「ウソ」はないですよ。

Buccellatiic-03 ジョルノ…

Giornoic-03 わかったら、ぼくにシビれろ、憧れろォ!

Buccellatiic-02 調子に乗るな!…ンン?!「ウソ」といえば思い出したぜ。おまえ「もうウソはつかない」とオレの魂に誓ったくせに、フーゴにトリッシュの件で軽くウソついてたんじゃあないのか?!オレの魂の重みはどうなってるんだ!

Giornoic-01 いや〜、あれはトリッシュの実力ですよ。でも、彼女のセンスにはちょっと首を傾げちゃいますね……!

Buccellatiic-03 そうだったか?

Giornoic-03 チューリップとか。

Buccellatiic-02 恥じろ、ジッパーッ!!!!!!

 

おわり

 

20140524-1

ゴールデンハート/ゴールデンリングのすすめ(ネタバレ注意、G&Bに特化しています)

文字数6000越えのアツいGHGR語り、始まります!フフッヒ(^▽^)
多分昨今では、5部のスピンオフと言えば恥パ!というかんじで、私も恥パはとても好きなのですが、GHGR(長いから略します)は、とてもいいんだな…!!

まず、表紙が描きおろし。このジョルノにはギターを持たせたくなるポーズ。しかもめずらしく髪をほどいてます。レアショットだと言うのにカメラ忘れたぜ!ってジョルノの右後ろにいるブ…人の表情にも注目。カバーを開くと同じ絵があり「きれいに切り取ってパスケースに入れよう」という親切設計。DIOさまの写真の上でいい?ついでにカバーも外してみよう。キャージョルノー///

次に本文。左下にくつろいでるジョルノのラフ画が全ページにわたって何故か配置。目次にも、キャラ紹介にも、さらに巻末のCMページに至るまで荒木先生によるジョルノのラフ画の見本市。ここまででもうおわかりかもしれませんが、完全にジョルノ画像集5部の主人公はジョルノなんだよって思い出させてく…あれっ何だか画面がかすんできやがった…「組織のボスを倒そうとするブチャラティとジョルノ」ってパスケースの上に書いてあるけどそんなの気にしないもんね。
荒木先生による5部当時の絵柄での描き下ろしの挿絵。今の絵も素敵ですけど、やっぱり当時の絵柄好きだなあ〜〜使い回しのカットも結構ありますが、大半描きおろしです。

この小説は当時、荒木先生と綿密な打ち合わせの元で書かれたお話だそうです。荒木先生も「黄金の旋風」攻略本インタビューなどでたびたびこの小説について「フーゴのその後の小説を書いてもらった」とふれているので、けっこう丁寧に打ち合わせがされた部類のスピンオフでしょう。ちゃんと小説内の台詞が「黄金の旋風」に使用もされています。
気になる内容は、まずアマゾンの評価など気にせずやっぱり自分で読んで確かめてほしいところです。なぜなら、読む人によってベネ!という箇所とベリッシモッ!という箇所となんで!?ってなる箇所があるからです。
このサイトの趣旨的にはベネ!なところだけ紹介していきたいと思います。
ネタバレが気になる人は要注意です。
※本文をそのまま引用する場合は(引用)と注釈をつけます。それ以外は私の稚拙な要約です。

・どこかの国の王子のようなジョルノはてんとう虫がお気に入りなのだ。
→控えめにいわなくてもダビデ像!学生服の色はグリーンに指定されている。左下にいつもいる。

・ちょっと見には女性のように見えると称されるブチャラティ。巨大なジッパーが只者じゃない。
→なにその「オーラが並じゃない」みたいなあーみん的な褒め言葉!?恥パでも「母親似」とされていたしもはや女顔は万国共通認識なのか?私個人的にはどう見ても父親似でイタリア人の男顔なんですけど…おかっぱヘアスタイルに騙されてるんじゃあないか?と思いますがたまに鬼龍院皐月様に見えるときがあるのでなんともいえない。その皐月様もwikiでは「男性的」とか言われててもう「なんだかわからないものがあるからこそこの世界は美しいのだ」という皐月様の主張にならって次いこう次!

・必死に「アバッキオが殴るんだよォ」と訴えるナランチャを放置して新聞を読むブチャラティに「何か気になることがあるんですか?」とナランチャの頭を撫でながら話しかけるジョルノ。
→朝の食卓のお父さんとお母さんのような微笑ましさ。ジョルノちょっとそこの醤油とってくれ。目玉焼きには醤油ですよねブチャラティ。そんな空気ですらある。

・割と一緒に行動しがちなブチャラティとジョルノ
→原作ではけっこう別行動だったので嬉しいです。

・池上先生と劇団ひとりみたいな会話を結構してるブチャラティとジョルノ
→「〜〜は〜〜ということですね、ブチャラティ」「いい質問ですねぇ!」というノリの会話を結構してる。やっぱり朝の食卓のお父さんとお母さんである。大体こんな感じで会話するけど、1回だけジョルノが振ったのに聞いてないときがある。まさかこれも計算のうちかブチャラティ。

・このサイト的には2番目くらいのツッコミどころ。
→敵の襲撃をうけ、全員亀の外に出ているなかアバッキオ、ナランチャ負傷!ミスタはボートを操縦中!そのとき、俺達の頼れるリーダーブチャラティの第一声がこちら。

「一旦、ここは退避だ!ジョルノ、トリッシュ!ここに!!」(ジッパーで逃げ道を開きながら)

アイエエエエジョルノ!?ジョルノナンデ!?

「ジョルノ、トリッシュ『を』ここに!」ならまだわかる。でもそうじゃあない。まずジョルノ最優先である。何はなくともジョルノ今日も今日とてジョルノ、それにつけてもジョルノである。そんな読者のツッコミをよそに『すでにジョルノとトリッシュをジッパーの中に引きずり込んだブチャラティ』(引用)とまだ追い打ちが続く。
勿論、ジョルノはそのあと自分からジッパーから出てミスタのサポートに行くんだけど、それなら最初からジッパーに入らなくたっていいのでは…

ここで、「スティッキィ・フィンガーズの素早さは超スゴイ」という点に思い当たった方はこう思うでしょう。『その素早さでアバッキオとナランチャを収容した後にジョルノ達に声をかけたのだ、ほら、いつものブチャラティじゃあないか』と…しかし、違うのです。
アバッキオとナランチャ、バトル終了まで甲板に放置。「今は気を失っているようだが、大丈夫そうだ」とブチャラティ。いやいや、結果オーライだけど敵スタンドはめっちゃ狙撃型ですよ!?動かない的を二つも甲板に転がしておいて大丈夫もなにもないだろっていうか余裕あるだろう収容してやれよォ!!
しかしそんな状況を誰も突っ込まずトリッシュは「よかった…」(いいのか?)ジョルノ「いや、これからが本番ですよ」(もうジョルノがブチャラティの行動に一切異議を唱えないのは慣れました)
だからあえて一読者である私が言う。こんなの絶対おかしいよ!!

・2人でサン・マルコ寺院へ赴くジョルノとブチャラティ
→現代医学でもGEでもどうにもならないジョルノ病が治らないので加持祈祷に来たわけではない。戦いにきたのです!原作でかなわなかった共闘がついに実現!!

・『しばらくすると、ふたりは、礼拝堂に続く巨大な扉に辿り着く。目を交わし、扉に手をかけるジョルノとブチャラティ。』(引用)
ケッコンカッコカリかと見まごう表現です。どっちが娘でどっちが提督かはこの際どっちでもいいですがしかもこのあと「1、2、3!」と2人同時にかけ声を掛けて扉を開けるといういともたやすく行われる原作ではあり得ない暴挙に。ベリッシモッ!!そしてさすが2人でいるだけの事はあって顔を見合わせたりいっぱい会話したり ディ・モールト!ディ・モールトいいぞッ!!

・と、思ったら巨大ウサギにいいようにされるブチャラティ。
→巨大ウサギ対ゾンビ。B級臭半端ない…
「吐き出す息が熱い」等、繊細な絵を描く女性達がぐっと来る表現も使用されているので重要な見所です。
でもたしか死体だから息切れとかしないはずでは…しかも荒木先生の挿絵で出血してるぞ?生き返ったのか??バカなッ!そんなバカなッ!!ブチャラティ!!
…あ、そういえばこれ、スクティツ戦のあとに数日間ヴェネツィアに滞在してるっていうことになってて…「4日間も同じ服を着てる」というトリッシュの台詞から、3日間滞在していることがわかります。
ブチャラティ、もう死なないんじゃない?と思わずにいられない。そういう意味でも目出度い小説です。

・まだまだ続くよ!ジョルノとブチャラティの共闘シーン
→黒幕を追いつめる場面の流れ、どこかで見たと思ったら、TRICKの上田と山田だァ−−−−!!!!!

20140524-1

顔を見合わせて笑い合ったりするといういともたやすく行われる原作ではあり得ない暴挙がここでも。ヴェネツィア滞在中に何があったのか…ブチャラティの言葉をジョルノが継いだり、敵キャラがベッドを2人の前に放り投げたりとやりたい放題であります。本当に荒木先生チェックは入ったんですか…?
ちゃんと共闘っぽいシーンもあります。その戦い方は言ってみればさるかに合戦からのふたりD4C。これはたしかに正義の主人公っぽくない。しかもトドメは主人公のジョルノを差し置いてブチャラティ。しかも「アリアリ」を最後に盛大にかんでいる。これも計算のうちかブチャラティ。
ただここで疑問なのは…ジョルノがパープル・ヘイズのウイルスに耐性があるのはわかる、でもなんでブチャラティに関しては何の説明もなかったのか。ということです。死んでても動くよね?ウイルス効くやろ?腕だけしか感染してないっておかしくない?ザ・キュアーは死体の治療も可能なの?まあそんなことをいちいち気にしてたら先に進めないのだった。「男顔に見えるのに女顔と言われる問題」もまだ解決してはいないのに。

・唯一見せ場っぽいGEのシーンの挿絵が使い回しだけど千葉県カット
→さすがジョルノ大好きGE!!かわいいから全て許される!!しかし小説内では「金色に輝く男」となんだか景気がいい表現をされている。きんいろにかがやくおとこ・・・もっと文学的な表現でよろしく頼むよ!攻撃している相手に全くパンチが効いてないという安定の破壊力Cにもにっこりします。

・真っ白な羽毛の舞い落ちる中たたずむブチャラティ
→こなあああああゆきいいいいいいいいのPV撮れそう。これも計算のうちかブチャラティ。

・コニーリオ(小説のオリジナルキャラ)にめっちゃいい台詞を言うジョルノ。
→と、バッチリそれを聞いているブチャラティ。最後には一緒に聖堂を出て行きました。このあとに共闘して黒幕を倒し、サン・マルコ寺院のバルコニーに2人でのぼったりする。これも計算のうちかブチャラティ。

・夜のサン・マルコ寺院のバルコニー(参考)などという超ロマンチックな場所で2人っきりで運河とか船(ヤッパリミントカンデル・フーゴ)とか見つめてるジョルノとブチャラティ
→あれ?合流してたミスタは?ブチャラティの描写が名前しか無いあたり、多分それにつけてもジョルノモードで一杯なのだろう。この時のブチャラティは巨大ウサギに攻撃されてスーツがボロボロだそうであり更にこの後暗転です。これも計算のうちかブチャラティ。
エンディングテーマにこんな曲が流れそうな勢いだぜ……

ジョルノとブチャラティ以外のキャラとかも見所がいっぱいです。

・トリッシュ=サン
→髪が緑。何故かジョルノにさん付けで呼ばれるトリッシュ。潔癖性なのに4日間も同じストッキングを穿かされているというのはかなり辛そうなのでナランチャは早く新しいストッキィンを調達してあげてください。

・アバッキオの真っ赤なルージュ問題
→せめて原作のように黒にしてやってくれええー!!!!金髪設定。フーゴもそうだしもはやジョルノの金髪が有り難くない世界に…

・これだけは言いたい、トーキング・ヘッドは裏切りチームじゃないです!
→栄誉ある親衛隊ですうううう!!!ただの「刺客」だけにしとくかせめてわければ良かったのに…

・ミントクイマクッタ・フーゴだけどかっこいい
→ただのミントのはっぱの香りが部屋に充満するまでミントノハッパクッテタ・フーゴですが表記がめっちゃ金髪美少年で何だかおもしろ…いや面白いです。面白いだけではなく、このフーゴはちゃんと黄金の精神を持ってて、ちゃんと頭脳派で、敵も味方もうまいこと利用するしたたかさもあり、影でジョルノ達をサポートし、ボートに乗らなかったことを後悔もしておらず、前を向いて道を選び取る勇気も持ってます。「ミント!噛まずにいられない!」と思うほどの精神状態だったと思えばミントクッタもなんだかかっこいい。

・ミスタの昔の男登場
→『何度か激しい言い争いがあって……、でもそれだけだった。朝、起きたら、あいつはいなくなっていた。』(引用)
専門外なので深く考えたりはしませんが、おお、ミスタよ、せっかくブチャラティが┌(┌ ^o^)┐に襲われないように助けてあげたというのに………†

・カッコつけたかったんだよ、トリッシュの前で
→ミストリ冥利に尽きます!!しかもこのあと、アバッキオとナランチャは気絶、ジョルノとブチャラティは2人で戦いに赴くので2人きりですやったね。

・ラストの挿絵
→5部のキャラで、こういう笑顔で笑うキャラは誰もいません。護衛チームはもとよりトリッシュも、いつも張りつめた表情をしてるからです。でも、荒木先生の手でこういった表情のキャラが描かれることで、ほかのキャラクターの表情も思い浮かべることが出来ます。貴重なシーンです。でもどっちかというとジョルノとブチャラティで見たかったです!あっそういえば顔を見合わせて微笑み合ってたんでしたっけ!!脳の処理が追いつかない。

・問題とされている「フーゴありがとう」のシーン
→ジョルノ自身ですら、道に迷う時があると豪語している中、フーゴのとった選択を責めかねるところもあったのかもしれません。誰も傷つけずにすむ道でないことは確かだからです。フーゴとチョコラータを混同して避難する声もありますが動機が全く違うので、そこは個人的にはちょっと違うかなと思います。

こんなかんじで、ジョルノとブチャラティ好きには天国な小説だったりします。これも計算のうちかブチャラティと何度でも言いたくなりますよ。そういえば、恥パでも舞ジョジョでも必ず語られていた「ウソ味」。この小説に限っては一切登場しません。でもこれまでの流れを読んで頂いたらお分かりのように、このブチャラティは汗を舐めたことすらマトモに見えるレベルでツッコミどころが多いのでむべなるかな、という感じです。

ジョルノは、恥パの気持ちいいくらいの上から目線ジョルノも好きですが、こっちのジョルノのほうがキャラクター的にはジョルノっぽいかな〜。原作の光り輝くような感じがあるので。左下にいつもいるしブチャラティを「君」って言わないし…
一番最初に出てくるプロローグの台詞はジョルノの台詞ですが、もうものすごくいいこと言ってるので全部読み終わってから再びプロローグに戻るとぐっときます。ジョルノのブレなさと決して完璧ではないあやうさが見事に表現されている名台詞だと思います。

真面目にどんなお話なのかを一言で言うなら「選び取る勇気」のお話だと思います。フーゴはボートに乗らずに陰で手助けする道を。コニーリオはその能力で他者を救う道を。ジョルノ達は、原作通り。
ただ、フーゴは離別、コニーリオはその能力故に孤独になってしまったけれど。ジョルノはブチャラティを「あんたはぼくの仲間になるからだ」とブチャラティを「選んだ」ことによって孤独ではなくなりました。『選択肢は多すぎて、世界はあまりに複雑だ』(引用)と世界を形容するジョルノが、ともに戦いの道を歩く最初の仲間としてブチャラティを選んだことに敬意を表したいッ!!そしてこのあと恥パのトリッシュ書き下ろしなどを読むとライフがメーターを振り切るのでとてもこのサイトのメインを目当てに来られている方にはおすすめです。

そんなGHGRの私的迷台詞セレクション。名台詞は是非ご自分で読んでその目で確かめてください。

・「ちょっとエキゾチックでしょ?」(ジョルノ)
→こんな事を言っちゃうジョルノがクール&ミステリアス&エキゾチックゥ♡これは積極的に使ってこう。

「完璧なんて言葉は存在しない」(ブチャラティ)
→ジョルノと微笑み合ったあとにこの台詞である。深い。

・「ぼくはみんなの専属医師じゃありませんよ」(ジョルノ)
→ブチャラティがジョルノにマラリアなんですが治りませんか?

「肝心のお前さんだけは裏切ったわけだからな!」(ブチャラティ)
→オマエ=サン…

「……君とは、こんな出会い方をしたくなかった」(フーゴ)
→コニーリオに。トリッシュ加入直後といい、恥パといいGHGRといい、フーゴのギャルゲ主人公ポテンシャルは護衛チームでもトップクラスですね!!

「何せあの坊やと再会できるんだからな」(リガトニ)
→ミスタ逃げてェェェェーーーッ!!┌(┌ ^o^)┐

・「大丈夫か、どこか怪我はないか?」(ブチャラティ)
→ジョルノに「一般人の少女(コニーリオ)が危ないので守って下さい」と言われると、歩いて近寄りこの台詞。シェフ・カワゴエのメインディッシュかよ!パープル・ヘイズに感染しかけてたとはいえいつものブチャラティでは考えられないヤル気のなさ。船の上での勢いはどうしたんだブチャラティ。これも計算のうちかブチャラティ。

こんなかんじです。ちょっとおかしいところもあるけど味わい深いよい小説だと思いますので、気になる方は是非。英語版も出てますよ。